”Look beyond appearances”

惜しくもカンヌでの賞は逃しましたが、その報道量からも注目度の高さがうかがえるスタッフ・ベンダ・ビリリ。やはり洗練された海辺の保養地カンヌには、強烈インパクトだったのではないでしょうか。


ところでスタッフ・ベンダ・ビリリとはどういう意味なんでしょうか?なんとなく「シビれ作業員」みたいなイメージですか?「ベンダ」が抜けてます。「シビれ作業員ベンダ」汗と油にまみれた屈強な男の後姿が目に浮かびます。その手にはレンチ、頭にはヘルメット、やっぱりランニングシャツにくわえタバコですか。缶ビールなんか、手で握りつぶしちゃう。年増のストリッパーに恋するベンダ、その財布にはワケあって故郷に残した息子の写真が...
話が全然それました。


本当はスタッフ・ベンダ・ビリリというのは"Look beyond appearances"「外見の向こうを見よ」といった意味で、つまり「見た目にとらわれるな/内面を見つめよ!」というポジティヴかつ重いテーマが込められたバンド名なのです。しかしこれはいったい何語なんでしょうか?コンゴ民主共和国には公用語のフランス語以外に主な言語だけでキコンゴ語とチルバ語、リンガラ語とスワヒリ語の4つ、さらに部族ごとに数百の言語があるそうなので、まだ何語か解らないんです。そしてどの部分が「外見」か「はぎ取れ」かなのかも... あ、「ビリリ」は「はぎ取れ」っぽいな。

鴨汁