ビリリのライブ、スゴかったですーパリからの最新情報!

どうも、本当は今日帰国予定だった野本です。例のアイスランドの火山噴火の影響で予約していたパリ発ー東京行きの便には乗れず、まだ数日パリ滞在の見込みです。ただいまパリでは早朝5時過ぎ。ついさきほど、ビリリのメンバーをホテルで見送ったので、最新レポートをお届けします。


ビリリは、17日の土曜にフェスティバル Le Printemps De Bourgesに出演後、おととい19日にパリのLa Cigaleでの単独公演を成功させ、本日キンシャサに帰国。なんとかフライトが再開の様子で何よりですよ。


ブールジュのフェスでは、最も大きいステージ(代々木体育館みたいな場所)に出演し、その存在感は圧倒的でした。ヨーロッパツアーでは、CDアルバムジャケットに映っているハーレーのようなカッコイイ車イスは(飛行機のウエイト制限等の関係で)持って来れず、メンバーはいわゆる普通の車イスに乗っています。ステージは4人が車イスで1人が松葉杖、それに手製ドラム、ベース、サトンゲ、となりますが、ものすごい存在感をかもし「車イスに乗ってますけど、それが何か?」といわんばかりで、そんな事を全然気にさせないパフォーマンスですよ!


特にリーダーのリッキーのギャングみたいな格好良さにはシビれます。リッキーは、南アでのワールドカップに向け、国際的な社会奉仕団体RortaryとWHOにより行われているポリオ撲滅キャンペーンのポスターにアフリカを代表するアーティストの一人として選ばれたそうで、この写真がまたイイ顔してるんです。ビリリは、ポリオについて歌った初のアフリカミュージシャンであり、これに協力出来る事をとても喜んでいる訳です。HP


ブールジュでは、屋外テントでのライブなので観客を多いに沸かせ、踊らせまくっていましたが、一方パリの公演は1200人位のキャパの劇場だったので、ほどよい緊張感も。哀愁のある歌、6人のヴォーカルのそれぞれのソロとハーモニーで時に泣かせ、手製一弦ギター、サトンゲのテクニックでは驚愕させ、松葉杖のシンガー、カボセのほぼラップのシャウト気味のヴォーカルは心に突き刺さり盛り上げるし、ジャナナの全身で表現するダンスには誰もが目を奪われるし、そしてがっちりタイトなリズムでは踊らせてくれて、より多くの見せ場があり、観客の目を惹き付け続け、魅了しました。きっちり熟練のエンターテイメントです。彼らのステージでの存在そのものが奇跡!で、本当、泣いちゃいますよ。絶対、一人でも多くの人に見てもらいたいライブです!もう間違いない!


昨日は、ビリリの映画が、カンヌ映画祭開幕作品に選ばれた事が発表されましたね!素晴しいニュースです!映画は、5年も撮影したので莫大な量のフィルムがあり、完成までかなりの苦労を要していましたが、昨日、ようやく完成したそのフィルムを、監督とビリリのメンバーだけで試写したようです。メンバー数名に感想を聞いた際には、とても美しい映画だ、と大変満足な様子でした。カンヌ映画祭には、ストーンズドキュメンタリー映画も出品される為、オープニングパーティでは、ビリリ meets ストーンズというシーンが見られる事になりそう。今から楽しみですね!


パリ滞在中に、ビリリからは日本のオーディエンスへのビデオ・メッセージを貰う事が出来ました。帰国したらサイトにアップしていくので、お楽しみに!メンバーは、日本に行くのを楽しみにしてくれていますよ!


以下はパリのLa Cigale、パパ・リッキー、ロジェ。